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至福の時間を過ごせる味

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時不知鮭・一尾

なんと、美味しかったのなんのって、夫婦が歓声を上げながらとは少しオーバーに聞こえましょうが、本当です。

焼くところからお話します。 身を挟み片手でひっくり返せる焼き網を使い小生が担当しました。
強火の遠火でと、火にかざし始めたら早速バアット焔がたちました。 未だ焼けていないのに何が燃えるのかと、よく観察すると焼く直前に塩をしたため染み出したのが脂だったのです。 それから、焔の立ち通しで、換気扇をフル回転しても 台所は煙に包まれました。 物凄い脂です。 その時から、これは美味しいに違いないと確信しました。

苦労して黒焦げを付けず、全体が狐色に焼き上がりました。 美味しさを表現するのに言葉が見つからず、自らのボキャ貧を恥じ入ります。 番屋造りの味は、力強く食べ終わったらエネルギーが沸いて来るような美味しさであり、この「きたの乙女」(そう命名しました)は、「ほっぺたが落ちそうな」と言う表現がありますが、こんな味を言うのかなとも思います。

とにかく食べている最中も、食べ終わって美味しかったと話すときも気分が和らぎ、相好が崩れ、顔の筋肉は緩みっぱなし、正に至福の時間を過ごせる味といえるのでは、とにかく美味しいものを食べることは幸せなことです。
この幸せを、届けて下さった「知床三佐ヱ門」の皆さん・羅臼の荒れる海で活躍される漁師の皆さんに心から感謝致します。

なんと、未成熟の筋子は食べられたのですか、薄っぺらの姿でまさか食べられるとは、はらわたと一緒に捨てました。 残念至極。 しばらく、「きたの乙女」で至福の時間を持たせて頂きます。

                <鳥取県 岡本様 >    

   詳細なご報告、ありがとうございます。
   メスでもそのくらい未成熟なら筋子はおいしくないでしょう.....
   逆にそのぶんが身のおいしさとなっているわけで。

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