その漁獲わずか、ぶどうえび。
「知る人ぞ知る」 まぼろしの海老。
ぶどうえびは漁獲がとても少なく、ごく一部の食通のあいだでその存在を知られていたのみで
「まぼろし」と冠称されていました。
その風味はたいへん美味であり、希少ではありますがそれだけの価値があるエビです。
標準和名は「ヒゴロモエビ」。
緋色(赤い)衣をまとったという意味で、通称名の「ぶどうえび」の名前の由来もその体色にあります。
※ヒゴロモエビではなく、新種と判明しました ⇒ 「ラウスブドウエビ」
ここ知床・羅臼では平成9年から試験的に操業開始されました。
ぶどうえびはエビかご漁(ボタンエビやアマエビ、ホッカイシマエビがメイン)の混獲で水揚げされ
当初は漁師のあいだでも知られていないエビでした。 もちろん現在では良く知られています。
ぶどうえびは太平洋で広範囲で獲れるとされています。
しかし「水揚げ」としてまとまった漁獲があるのは、羅臼のみのようです
。
資源調査の結果しだいで、ぶどうえびは禁漁になるおそれもじゅうぶんにあるとのことです。

ぶどうえびの風味について。
お刺身では甘いとされるボタンエビを
さらに上回る、とされています。
高価なこともあり
ほぼ100%お刺身で食されています。
ですから、とくに鮮度が重要です。 鮮度は、体色が失われることからもわかります。
ぶどうえびを使い、弊店でテストしたところ次のような結果がえられました。
- 「生のまま冷蔵」で発送したばあい(超速便などを使用しても)到着時には鮮度が落ちた。
- 「通常の凍結」では、細胞のなかの水がふくれあがって細胞をこわしてしまうため、食感が落ちる。
- 「液体瞬間凍結」ならば活きたまま一瞬で凍るため、細胞をこわさず、もっとも水揚げ直後の風味に近い。
ぶどうえび、弊店だけの
活きたまま液体凍結。
「ブライン法(液体による瞬間凍結)」は、知床三佐ヱ門本舗だけ(弊店調べ)。
地元、知床羅臼にある弊店ではぶどうえびがまだ活きているうちに処理できます。
液体凍結の解凍はかんたんで、袋のまま水道水の流水をかけるのがベストです。
国内産のこんな大きなぶどうえび、ほんとうに超希少品で高価です。
<冷凍指定商品>
標準和名:ヒゴロモエビ ⇒ ※新種と判明「ラウスブドウエビ」(タラバエビ科)
|